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大陽山 永明寺(えいめいじ)の歴史

 永明寺の開山である牛堂宗拓禅師は足利市西宮町の長林寺10世でありました。禅師は栄町の消失して廃寺となっていた寺院を、寛文2〜3年頃(1662〜3年)再興し、永明寺として創建しました。

 その後、長林寺17世、棟巖乾梁大和尚により現在の地、西新井町に移転され、当時の本尊は阿弥陀如来となっておりました。

 江戸時代中期には、歴代住職の努力により、震旦初祖達磨大師の法縁に感謝し、出藍を祈願する大祭を正月に、また延命利生を祈願し秋の収穫に感謝する祭りとして延命地蔵尊大祭を11月に営んできましたが、明治初期の廃仏毀釈および、大正から昭和初期にかけての時代の急変の波にさらされ、寺門は衰微することとなったのでした。

 更に戦後の混乱期が到来しましたが、28世大法覚道大和尚がこれを克服し当寺復興に尽力した結果、本堂の改修、庫院新築等がなされ面目を保持出来たところでありました。

 時代は平成となり、現住職29世により本堂、客殿、庫院、水屋兼トイレ等が一新されたのみならず、延命地蔵尊大祭、修証会(大般若祈祷)、花まつり、万灯会等が盛大に挙行される賑わいある寺院となりました。

 境内はもちろん墓地および本堂、客殿に至るまで全てバリアフリーの仕様となっておりますので、お体の不自由な方でも安心して参詣が出来る開かれた寺院であります。

 尚、旧本堂の本尊であった阿弥陀如来は客殿の本尊に、新本堂の本尊には釈迦牟尼仏を奉安しました。

​ 従って延命地蔵は本尊釈迦牟尼仏の“御前立ち”となります。​

​栃木県足利市西新井町 曹洞宗 大陽山 永明寺 

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